FMシステムと地域科学研究所

FMシステムとは

FMはファシリティ・マネージメントの英語の頭文字をとったものです。日本語で施設の管理という意味になります。ですから、FMシステムというのは施設管理システムのことです。地方自治体では、様々な公共施設を管理しており、それをシステム化して管理をしています。そのシステムを要望に応じて設計し、開発、導入を行っているのが地域科学研究所です。
施設の管理で重要になるのが、メンテナンスです。システムを導入することで、施設の予防保全や長寿命化の計画等の進捗を管理することができるようになります。
さらに、地域科学研究所の提供するFMシステムでは、予算査定に有効な機能も含まれており、中長期における施設更新費等を見やすくすることが可能になっているようです。予算請求のための要求書などもシステムで発行が可能となっているようです。
また、利用状況や劣化状況を登録することで、施設のカルテも出力できますし、固定資産台帳とも連携が可能になっているようです。

地域科学研究所のシステム

地域科学研究所は地方自治体を対象に業務を行っているということもあり、開発したシステムは地方自治体向けのものとなっています。FMシステムは自治体でなくても利用することは可能ですが、各自治体向けにカスタマイズされているということもあり、かなり自治体向けに特化したもののようです。
もちろん、地域科学研究所ではFMシステム以外にも、様々な自治体向けのシステムを開発しています。代表的なものがGIS、地理情報システムで、その他の様々な情報を地理情報と関連付けて登録すれば、GISで連携して管理することも可能になるようです。施設にしても、地理情報を登録すれば、地図を施設の種類によって色分けすることも可能になります。
システムの連携という点で考えれば、FMシステムが固定資産管理システムと連携可能というのも同じということになります。

多くの自治体をサポート

現在にまでに、システムの導入やコンサルティングを行っている自治体の数が200を超えているようです。プロジェクトにすると3000を超えているようですので、かなりの自治体に対して多くのサポートを行ってきているようです。大分県の本社から始まり、現在では西日本を中心に、福岡・香川・徳島・和歌山・熊本・鹿児島・沖縄にも事務所を構えています。
一部の事務所に関しては、廃校になった学校をサテライトオフィスとして、公共施設のリノベーションにも関与しているようです。一般の企業も入居して利用しているようです。研修会やセミナーの会場として利用したり、自社の入社式でも利用しているようです。